3日間で興収46億円(動員342万人)のメガヒット中の映画鬼滅の刃。
公開10日目には史上最速で100億円を突破しました。
コロナ禍とは思えない前代未聞の観客動員数・興行収入でこれまでの記録を次々に塗り替えていっています。
鬼滅の刃これだけは抑えておきたい基本情報!
そもそも鬼滅の刃ってどんな話?
鬼滅の刃は言わずと知れた吾峠 呼世晴さんの作品で、今年の5月まで週刊少年ジャンプにて連載されていた人気漫画。
主人公の炭治郎が鬼にされてしまった禰豆子を人間に戻すべく善逸や伊之助と言った鬼殺隊の仲間たちと共に、”鬼の祖”鬼舞辻無惨や彼が率いる十二鬼月と戦う物語です。
昨年にはアニメ化もされていて、オープニングテーマの紅蓮華と共に大ヒットしました。
そのアニメの続編として公開されたのが、劇場版として絶賛上映中の無限列車編になります。
劇場版はこんなストーリー!
短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという無限列車の中で、鬼殺隊最強の剣士”炎柱”の煉獄杏寿郎と共に炭治郎・善逸・伊之助・禰豆子が十二鬼月の一人”下弦の壱”魘夢と相対するというストーリー。
車両の中にいる200人の乗客を守りながら、列車と同化した魘夢に果敢に立ち向かいます。
また、物語の最後に“上弦の参”猗窩座というもう一人十二鬼月が登場します。
しかもこいつがかなり強い( ̄◇ ̄;)
致命傷を受けてなお身を呈して炭治郎たちを守ろうとする煉獄さんの男気に心を打たれること間違いなし!
数量限定の入場特典として煉獄さんの鬼殺隊としての初任務が描かれた煉獄零巻がもらえます(^^)
ネタバレ! “鬼”と”人間”の立場の違いから紐解く鬼滅の刃
僕は去年の年末ごろに鬼滅の刃を知り、Amazonプライムで一気見した典型的なにわかですが、鬼滅は戦闘シーンのアニメーションがカッコイイので漫画で読むよりもアニメの方が楽しめます。
久しぶりに鬼滅を観た感想としては禰豆子カワイイ(*´꒳`*)でした(笑)
善逸推しの僕としてはもう少し彼の活躍シーン(面白シーン)を観たかった(´Д` )
彼の魅力が詰まったエピソードと言えばやっぱり蜘蛛の鬼と戦うところではないでしょうか。
可愛い、面白い、カッコイイの三拍子が揃った善逸が観られます(笑)
さて、ここからはもう少しまともな感想を書きます。
映画を観ながら鬼滅の刃の人気の理由について考えていました。
なぜここまで大ヒットしているのか。
少年誌では珍しく兄妹愛が描かれている、剣士対鬼という構図が面白い、大正時代のレトロな雰囲気がいいなど様々な要因があると思います。
その中でも今回映画を観て強く感じたことは鬼と人の立場の違いから生じる考え方の違いが色濃く描かれている点にこそ、この作品の面白さがあるのだということです。
物語の最後の猗窩座と煉獄のバトルシーンでこういうやりとりがありました。
猗窩座は煉獄に対してしきりにお前も鬼になれと鬼の良さを語ります。
「人間というのは年月が経てば必ず肉体が年老いていく」
「お前の素晴らしい剣技もいずれ衰える」
「鬼になればその悩みから解放されるんだ」
それに対して煉獄はこう答えます。
「人間はいずれ年老いていき、やがて死ぬ」
「だからこそ今を精一杯生きることができるんだ」
肉体的に人間と対極にいる決して年老いることのない鬼というメタファーを通じて、生の有限性という人間の根源的なテーマと向き合っていることがこの作品の面白さの一つなのではないかと感じました。
前述の通り、特に映画の終盤は鬼滅らしさが前面に出ていて最高にカッコ良かったです。
館内ですすり泣く声が数ヶ所から聞こえてきましたし、僕自身も素直に感動しました。
前向きで熱い映画を観たいという方にはオススメです\(^-^)/
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